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2011/01/23

Trondheim(トロンハイム)










お正月も明け、仕事が始まった。2009年のクリスマスの時期に引き渡した優等生ゴールデン女の子オンニーの訪問訓練の為、1泊2日でノルウェー真ん中あたりに位置するTrondheim(トロンハイム)ヘ行ってきた。
ここは本当に寒い土地で、ひどいときはー25度ほどになるそうだ(川がほとんど凍ってます!)。クリスマス前は雪もドッカリ降り、寒かったようなのだが、私が行った時にはー7度程度で思っていたより気にならない寒さだった。
ユーザーのThore Jhonney(トーレ・ヨンニ)はとても聴覚の優れた人で、犬と共に歩いていても建物の気配や、車、さらに電信柱などの存在を音で判断し、認識する!これには本当に感心する。このような聴覚の優れたユーザーはそれほど多くはない、彼のように地理感覚も優れ、聴覚にも優れていると行動範囲が自然に広がる。その為、犬に要求する仕事も幅広い。そんな彼にピッタリな優等生でまじめなオンニーは彼の歴代の盲導犬の中でもピカ1だと褒めて貰った。
彼のパートナーが飼いはじめたフィンランドの犬、ラップ犬と2頭で仲良く生活している。

優等生の彼女を訓練したのはたった3ヶ月。思い返しても、訓練で難しかったことなど全くなかった。
あの時は同時に我侭プードル、ダルウィン王子を訓練していて苦労していた反面、彼女の優等生ぶりに随分助けられた記憶がある。
ゴールデンは一般的に土地感が優れている、彼女も道を細かく覚えているので、雪で覆われてしまった歩道も、検討を自分でつけてユーザーを導く姿は本当に感心する。

私とはほぼ2年ぶりの再会。愛玩具のサルのぬいぐるみを咥えて嬉しそうに出迎えてくれる姿は愛らしかった。載せた写真と撮ったビデオをコピーして、オンニーのパピーウォーカーに送る予定。きっと首を長くして待っていてくれているんだろうな・・・。早くしないと!
左の写真は泊まったホテルの前のBRYGGEN(ブリッゲン)
ベルゲンにも有名なBryggenがあるけど・・・。ここにもあった。

2011/01/10

ワン達の性格

皆さん、皆さんのワンたちはいったいどんな性格をしていますか?
明るい?元気?悪戯好き?甘えん坊?色々ありますよね。
では、どうやって褒めれば良いのか考えたことってありますか?
俗に言うワン用の躾本には明るい声で褒め、低めの声で叱る。とかいてありますが、
これって本当にあっているのでしょうか?
私の同僚の訓練している黒ラブのミコは男の子ですが、とっても控えめ。それだからか叱られ慣れていないので、叱られると一気に落ち込みます。
でも、良く見ていると褒められていても落ち込んで自信が無さそうなんです。
褒められても落ちこんでしまうのです。
どうしてでしょうか?
答えは、ミコが褒められたと感じるように褒めてもらってないからです。
ミコのように繊細な子は、アラアラしい扱いになれていませんし、ハッキリ言って嫌いです。
”うまくやったね~”と同僚に体をポンポンたたかれても、どこか不安気。褒めてたたいている人間側の行動がミコには逆に叱られているように感じ、ビクビクしちゃうのです。
こんなタイプの子は・・・。じっくり触って、気をつけて優しく丁寧に対応し、ささやくように声をかけてあげると喜ぶのです。こんな時ワン達は恥ずかし気にします。
だんだん心を開いてくれたら、そこで大きく褒めるのです。

皆さんの犬達はどんな褒められ方が好きですか?

2011/01/06

あけましておめでとうございます


新年明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。今年もよろしく御願いします。

今日5日から仕事がはじまりました。
担当犬のゴールデン・チャーリーはお休み中、訓練所に居たので不満タラタラで
私の姿が見えると同時に”ぷーぷー”と鼻でなき、私がお掃除をしている最中も我慢できないようすで、一緒に出かける催促でした。
私も”イクヨ~。行く!いく!公園にでもいこうね~”なんてノンキに答えていたら、所長がチャーリーを連れて、テレマルク地方のユーザー候補のお宅にお試し訓練に行ってくる、と突然言うので可哀相なチャーリーは早速車に乗せられ、出かけちゃいました。
あとは、ラブ犬のマヤが残っているんだけど、避妊手術で縫われた糸がいっぱいまだついている状態。
でもあと2日で抜糸するので、傷口をみたら綺麗だし本人も元気ハツラツ!
だったら、訓練するかー!と一緒に歩きました。全く元気で訓練も忘れてなくて、新雪の中上手に縁石をみつけては止まってくれました。今私の足元で寝息を立てて寝ています。

3頭目は黄ラブの女の子。アニーネ。この子は秋に2週間ほど訓練したのですが、クリスマスを経てまた戻ってきました。とにかく明るい!尻尾を振るにも全身でフリフリ!町であった人みんなに愛想を振りまいて、元気ハツラツです。相手が犬が嫌いかどうかなんてテンでお構いなし。
この子はいい感じのスピードで歩いてくれるので、助かります。
これから本腰を入れて訓練です。

写真は訓練所の近くにある皇太子夫妻が住んでいたアパート(?)です。警備も厳しくなく、普通の建物なので驚きましたが、同僚が一度皇太子妃が窓から子供にジャケットをなげているのを見かけた、と言っていました。今はここには残念ながら住んでいません。
オスロは小さいので、結構簡単にノルウェーの有名人に会えます。私はあまり詳しくないのですが、同僚や友人が教えてくれるので、かろうじて・・・・。