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2011/11/18

アフターケアー



11月になり急に冷えこんできたオスロ。
昨日は街中で初霜でした。朝の気温はー7度ほどでした。日中は日がでたので-2度ほど。
まだ雪がふらず助かっていますが、ダウンのコートを使う日も間近。
11月初めには、アフターケアーのためテレマルク地方のDRANGEDAL(ドランゲダール)にレンタカーを借りて行ってきました。
これがまた、、、、狐につままれたような旅で・・・。
オスロから180kmのところで、私の運転では前回3時間ちょっとかかりました。
前回は6月。お天気も良く青空の中出発しましたが、今回は雨&曇りの天候でいまいちの中出発しました。
今回もナビゲーションをつけたので、大丈夫とタカをくくっていたら。。。
このナビ、信じてはいけません。時にはオスロに戻るように指示したり。。。他にも通行止めに向けてナビしたり。。。挙句の果てにはこのテレマルク地方の山中に入り込んでしまって、
人はいない、車は通らず、携帯の電波も届かず。。。もう、まるで富士の樹海のようでした。
やっとのことで老婦人の家がポツンあり、道をきいたら呆れながら道を教えてくれました。。。
結局、現地に着いたのは2時30分すぎ。。朝の9時からずーーーーーーーーーっと運転ばかりで
疲れていたのですが、お仕事が待っています。
私の訪問に待ちくたびれたユーザーさんと、久しぶりにあって嬉しがってはしゃいでいるチャーリーとの訓練です。
いつもユーザーさんが使っている散歩コースを一緒に歩きました。
チャーリーは歩道もない山の中の道をしっかり左によりながらユーザーさんをリードしていました。
"チャーリーは車が来ると、止まるから安心だよ。”と彼の働きに満足しているユーザーさんを見て、
疲れもふっとぶ思いでした。
アフターケアーではユーザーさんと犬との共同作業の具合を見ます。
チャーリーはとても幸せそうで、2月から一緒に歩いているユーザーさんとの息もぴったりです。
何より、ユーザーさんがこの子を”かわいい、良く働く良い子だ、これ以上の子はいない”と
べた褒めで可愛がってくれていることが、チャーリーの活力になっているようでした。
普通は盲導犬を何頭か持つと、以前の犬と比べて新しい犬に馴染みにくいのですが、
このユーザーさんはチャーリーを何の先入観もなく受け入れてくれました。
このことは本当にありがたいことで、ユーザーさんの素直な姿勢に感謝せずにはいられませんでした。
さて、帰り道。
オスロに戻る道のりも何故かまた大変で、街灯もない山道をかすかな反射鏡を頼りに走りまくり、
オスロに着いたのは夜の9時半を回っていました。。。。
走行距離500km!!疲れたのでぐっすり眠れると思ったのですが、
あまりに神経を使ったせいで眠れず。。。散々でした。
今思い起こしても、良くあの真っ暗な山道を帰ってきたな~と不思議です。
あの1日は本当に狐につままれました。
そうそう、途中ヘラジカに遭遇しました(笑)。道路の端にいたのですが、運転で写真どころじゃなかったのですが、写真をとっておけばよかったな~