ここはノルウェーのオスロにある国際盲導犬連盟加盟訓練所ライオンズ・フォーレルフンド・モビリティセンターで盲導犬インストラクターの仕事をしているYasuのwebサイトブログです。
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2010/12/23
試験合格!
年末のあわただしい中、クリスマス前に担当犬2頭を盲導犬試験に合格するべく、毎日この寒い中訓練に励んでいました。
今日その試験があり、リンゴ好きなゴールデン・チャーリー君とラブマヤちゃんと試験を受けました。
私は2頭で同僚が1頭ずつだったので、私が1番に試験をうけ、最後にまた私の番。という流れでした。
今朝の気温はー23度。ブルブル。超寒い!こんなに寒い日は道もなんだか硬い?凍ってるのともちがう、でも凍ってるんですけど。職場に向かう20分あまりに髪が私の吐く息で凍ってしまった。
1番目のチャーリー君。排便もすまして準備万端。審査員の先生方にも目もくれず、さすがゴールデンわが道を行ってくれて、試験中5頭の犬にあっても見向きもせず、しかも1頭は反対側の道路からノーリードで走ってきて、私達に付きまとったり・・・。私もこの時はさすがに”やめてくれ~”って思ったけど、意外にチャーリーはゴクゴク普通に仕事をこなし、見事合格。は。。。あああああ
あれだけ、駄目犬君で手を焼いたのに、本当にがんばった。終わった後抱きしめながら、”ありがとね~、えらかったよぉおおお”と半分涙、涙。
さて、2頭マヤ、お昼も過ぎごろになり、私も空腹。でも試験はせねば・・・たまたま持ってたマロン味のキャラメル(管理人からの救援物資)があったので、なめて糖分を摂取。
いざ、試験になってみたらこれまたすごくスムーズ。逆に審査員の先生達から”ゆっくり!ゆっくり!”といわれるほど。というのも仕事人間(?犬)のマヤ、訓練が楽しいらしくてここのところ、すごいスピードで歩くのです。盲導犬と共にジョギングをしたりするノルウェーのユーザーさんもいらっしゃるので、リクエストにお応えするため、あまりスピードは下げないように教えています。もちろん引っ張りすぎれば問題ですが、マヤは適度にいい感じにあるくので、このままのテンポを大事にしています。
結果はエクセレントでしたが、スピードが速く、後ろから着いてくるのがやっとだった、審査員の先生が息をきらせながら、信じられないくらい早い!と言っていました。
兎にも角にも、やれやれこれでゆっくりクリスマス休みを迎えられます。
はぁ。。。今夜はぐっすり眠れそうです。
写真*マヤがベンチをみつけたところです。
2010/12/12
師走
早くも年の瀬ですね~。ノルウェーは91年ぶりの寒波がきて、朝なんかー20度ほどにさがります。左の写真は朝出勤するときに撮りました。暗いでしょう?寒そうでしょう?落ち込みませんか?この朝。ちょうどアパートから出てきたところです。
あまりの寒さに、雪も溶けず・・・。でも滑りやすいので靴に工夫が必要です。私にはお気に入りの冬の靴があって、これは仕事、プライベート共に同じ靴を2足つかっています。暖かくて滑らず、なおかつ水にも強い!
それはこれ!PUMAのブーツ。土踏まずもしっかりあって、衝撃もちゃんと吸収してくれる。しかも滑りません(いや、時々滑るけど・・・)でも、今まで何足も色んな靴をためしてきたけど、この靴ほど満足のいったものはありません。結果3足同じものを買い、今この3足目をプライベートで使い始めました。残念ながら今年、この靴はどこにも売ってなくて、ネットで検索したらなんと!ロシアの通販で売ってました。。。。ロシアじゃ・・・いけないし・・・。ということで、この靴もこの冬履きつぶしたら、来年また靴ハンター開始。な~んで売らないんだろう。
さて御仕事のほうですが、この寒さで犬達も苦労しているんです。というのも寒さに震えるってことはないのですが、滑り止め用に歩道に撒かれた塩が原因で犬達の足が・・・痛いんです。。。時々。”いた!!いたたたた・・・”って感じでケンケンしながら歩くのをみると、なんとも痛いいたしくて可哀相でなりません。塩以外は砂利が撒かれていて、これも痛いんだけど、雪に埋もれるのでまだまし。砂利だけにしてくれればいいのに・・・。塩で痛くなった足は雪がたまっているところを歩かせれば解決するので、お利口な犬達は自分で歩道の隅にたまった雪に逃げていきます。その他には、雪は歩道と車道の際を見辛くさせる。これも困りもの。黄ラブのMAYAちゃんは足の裏がなかなか繊細。雪2日目にして自分の足で雪で埋もれた平らな縁石さえも感じとり、ちゃんと止まってくれます。時々まったく感じられないところでも、大体検討で止まる。えんらい!のである。がんばれMayaちゃん!”す、すごいね~”と鼻水をたらしながら褒めてる私・・・。
ところが一方、ちょっと鈍感な馬出身のゴールデン・チャーリー君(なぜ馬?前の記事を読んでください。)彼にはこの微妙な足の感覚がないらしく・・・訓練士泣かせです。はい。だって、だって、わかんないんだも~ん!みたいな反応。はああああああああ、私も鼻水をかむのものも後回しにし、大事なところは念入りに教え、あ~最近とうとう、やっとほれ!この通り。すっごい成長です。ね???長いまつげも30分あまりの訓練で凍ってしまいます。髭にも小さな雪の玉がポチポチぶら下って。がんばってます。。チャーリー。
そうそう。左の写真のバックは夏管理人が来たときに朝食に行った美味しいパン屋さんで~す。
クリスマスまでこんな調子の毎日になりそうです。
あまりの寒さに、雪も溶けず・・・。でも滑りやすいので靴に工夫が必要です。私にはお気に入りの冬の靴があって、これは仕事、プライベート共に同じ靴を2足つかっています。暖かくて滑らず、なおかつ水にも強い!
それはこれ!PUMAのブーツ。土踏まずもしっかりあって、衝撃もちゃんと吸収してくれる。しかも滑りません(いや、時々滑るけど・・・)でも、今まで何足も色んな靴をためしてきたけど、この靴ほど満足のいったものはありません。結果3足同じものを買い、今この3足目をプライベートで使い始めました。残念ながら今年、この靴はどこにも売ってなくて、ネットで検索したらなんと!ロシアの通販で売ってました。。。。ロシアじゃ・・・いけないし・・・。ということで、この靴もこの冬履きつぶしたら、来年また靴ハンター開始。な~んで売らないんだろう。
さて御仕事のほうですが、この寒さで犬達も苦労しているんです。というのも寒さに震えるってことはないのですが、滑り止め用に歩道に撒かれた塩が原因で犬達の足が・・・痛いんです。。。時々。”いた!!いたたたた・・・”って感じでケンケンしながら歩くのをみると、なんとも痛いいたしくて可哀相でなりません。塩以外は砂利が撒かれていて、これも痛いんだけど、雪に埋もれるのでまだまし。砂利だけにしてくれればいいのに・・・。塩で痛くなった足は雪がたまっているところを歩かせれば解決するので、お利口な犬達は自分で歩道の隅にたまった雪に逃げていきます。その他には、雪は歩道と車道の際を見辛くさせる。これも困りもの。黄ラブのMAYAちゃんは足の裏がなかなか繊細。雪2日目にして自分の足で雪で埋もれた平らな縁石さえも感じとり、ちゃんと止まってくれます。時々まったく感じられないところでも、大体検討で止まる。えんらい!のである。がんばれMayaちゃん!”す、すごいね~”と鼻水をたらしながら褒めてる私・・・。
ところが一方、ちょっと鈍感な馬出身のゴールデン・チャーリー君(なぜ馬?前の記事を読んでください。)彼にはこの微妙な足の感覚がないらしく・・・訓練士泣かせです。はい。だって、だって、わかんないんだも~ん!みたいな反応。はああああああああ、私も鼻水をかむのものも後回しにし、大事なところは念入りに教え、あ~最近とうとう、やっとほれ!この通り。すっごい成長です。ね???長いまつげも30分あまりの訓練で凍ってしまいます。髭にも小さな雪の玉がポチポチぶら下って。がんばってます。。チャーリー。
そうそう。左の写真のバックは夏管理人が来たときに朝食に行った美味しいパン屋さんで~す。
クリスマスまでこんな調子の毎日になりそうです。
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